figの由来

figの由来
昨日の昼過ぎに車で信号待ちの時、前から抱っこ紐で赤ちゃんを抱えたお父さんが何とも言えない優しい目で見つめながら話しかけながら歩いていた。
それを見てなんか体の中心が反響してる感じがしてしばらく考えていた。
何でかな?何にかな?理由はおそらくfigのこのjournalの初めの記事を考えていたからかな。
6年目にして初めて書く。ここでは家具やインテリアのことだけじゃなく日々の生活で気になってることや気にしてること、喜びや悲しみ、つまらないこと些細なことを書こうかと。
そう、そんなこと考えていた信号待ちの風景。
どこか似ているな思った。僕が店の名前を”fig”にした理由のひとつに少し。。
せっかくだからこれをjournalの1番目の記事にでもしてみようかな。

ドライの花束写真


そもそも”fig”って何?からになるのかな。。はいご存知の通りです、いちじくです。漢字で書くと無花果。花が無いと書きます。でも花が無いわけではなくて見えないんです。雫のような形の花序の中に無数の花が咲いています。そうです、みんなが食べる部分です。そこの中に大事に花を抱えて守ってるんです。その成り立ちが興味深く、そしてそこに幾分かロマンチックさを感じていました。
それが車から見た映像とリンクしたんだろうな。
葉は大きく人の手のよう


いちじくの写真



生命力や強さ、愛や包容力、奥ゆかしさや羞恥心、、、いろんな方向の感情や概念が無花果という植物に、このfigという三文字に染み込んでるなと感じたのを覚えています。すごく人間的だな〜と。
そして、そんなfigのように内なる花を大切に包み込んだ雫を一本の大樹にたくさん実らせたいなと思ったんです。


太陽と木の写真




花は自分の個性だったり、誰かに届けたい思いだったり、誰かのための行動だったり、未来に向けてだったり、手を取り合って見つけた何かだったり。お腹すいたらその実を食べて、傷付いたらその実を食べて、そして新しい花を咲かせて、悩んだらその実を食べて、困ってる人がいたらその実をあげて、また新しい花が咲いて、その実を食べて、きっと生きるということがそんな繰り返し。


ピンクの花写真




そんなふうでありたいと思ったのでfigにしました。



あともうひとつの理由は店のある池田市畑周辺は昔、みかんやいちじくの畑がたくさんあったから大阪北摂地域ではいまだによく見ます。
それも理由の一つ。
昔からの繋がりも感じて。


店の看板写真



黄色の花写真



キッチン写真



白の花の集合写真




カメラ FUJIFILM instax mini Evo

KANESHIROKENTO